「力を入れていないのに、なぜほぐれるのですか」と聞かれることがあります。ヘッド&ネック リリースで使っている頭蓋仙骨療法は、強い圧力ではなく、骨と筋膜の動きに合わせた誘導によって緊張を解放する手技です。橘 澄子京のホテルスパ時代に学び、今もこの手技を使い続けているのには理由があります。
頭蓋仙骨療法の基本的な考え方 ¶
頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル・セラピー)は、頭蓋骨と仙骨の間に存在するリズム(頭蓋仙骨リズム)に働きかける手技です。このリズムは、脳脊髄液の流れによって生じると考えられています。セラピストは、このリズムを手で感じながら、制限のある部分に軽い圧力(5グラム程度)をかけて、動きを促します。
デスクワークと画面疲れが首に与える影響 ¶
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用では、頭が前に出た姿勢(前方頭位)が続きます。頭の重さは約5〜6kgですが、前方に15度傾くだけで首への負荷は約12kgに増加します。この状態が続くと、後頭部と首の付け根の筋膜が慢性的に緊張し、頭痛や目の奥の疲れ、集中力の低下につながることがあります。
施術中に何が起きているか ¶
ヘッド&ネック リリースの施術中、多くのお客様は「何もされていないのに、じわじわと温かくなる」と表現します。これは、筋膜の緊張が解放されるときに血流が回復するためです。施術の後半では、頭の重さが変わったように感じる方も多いです。45分という時間は、この変化が起きるのに必要な最低限の時間として設定しています。
他のトリートメントとの組み合わせ ¶
ヘッド&ネック リリースは、エンバーグロウ・フルボディの前に行うと、全身のトリートメントの効果が深まります。逆に、フルボディの後に行うと、施術で緩んだ体の状態をさらに深めることができます。どちらが合っているかは、その日の体の状態によって異なります。ご予約時にご相談いただければ、セラピストがご提案します。
手技は、力の大きさではなく、方向と質で決まります。45分間、ただ静かに頭の重さを受け取ることが、この施術の核心です。